地獄の話 [物語る世界の話]
いま話題のベストセラーのひとつに、「絵本・地獄」という本がありますね。
書店にも並んでいますし、幼稚園や保育園に置いてあることも多いようです。
腹を切り裂かれたり、鬼が噛み付いていたりと、血も鮮やかなるグロテスクな内容なので、まさか園には置かれないだろうと思っていたのですが、そんなこともないみたい。
ある園では、子ども達が集まって、真剣な顔で読んでいる。先生が、「悪いことをすると、地獄に行っちゃうんだよ~」などと言っていたりする。
トラウマになっちゃうんじゃないかと思ったけど、そんなこともなさそう。ある程度の恐怖は、人には必要なのかもしれない。
この地獄の本がブレイクしたきっかけは、「ママはテンパリスト 4 (愛蔵版コミックス)」でしょう。
いわずと知れた、育児系ギャグマンガ(著者いわく、育児に役に立たない育児マンガを目指しているとか)です。作者である東村アキコさんの、実際の育児ライフを書き綴ったノンフィクション(に近い?)作品です。
全4巻で、すでに終了してしまったマンガですが、発売のたびに書店でもアマゾンでも在庫切れになり、入手困難になっていた人気作品です。
このマンガのなかで、母である東村アキコさんが、息子であるごっちゃんにこの絵本を読ませて震え上がらせるというエピソードが紹介されました。
何だか最近、地獄ブームの予感がします。地獄関連本のコーナーを設置している書店、結構ありますよね。
これまたマンガですが、こちらは地獄を舞台としたマンガ。「鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)」もギャグ漫画なのですが、地獄についての説明が詳しい。
例えば閻魔様は死人1号であったとか、閻魔とお地蔵様は2人一組でアメとムチの役割に分かれているとか、くだらないものから恐ろしいものまで100以上の地獄があるとか・・・。
「え?地獄って、そんなに奥深いものなの!?」との新鮮な驚きを与えてくれます。
地獄も恐怖も使いようなわけですね。
私も、我が家の子どもに地獄の絵本を読ませてみました。
怖がるかな、と心配したのですが、じぃ~っと見入っちゃって、いやいやそんなに見すぎると教育上良くないかなと、当初とは逆方向に心配になるほど・・・
ちなみに「絵本 極楽」という絵本もあるのですが、不思議なもので、子どもも地獄ほど興味を持たないんですよね。
親としては地獄とあわせてちゃんと興味を持ってもらいたいとこなのですが。
誰かが言っていました。
正しいものは退屈なのだと。
だから、想像力もわきにくく、それを表現したとしても、退屈で印象に残りにくいのだとか・・・。
この退屈な“正しいもの”を、いかに良いもの、尊いものと感じてもらうか。とても難しそうですね。
怖い地獄やスリリングなものに興味を持つという傾向は、きっと未成年の間、続くんだろうなぁ・・・。
ああ、だからこそ、今のうちから地獄の本を上手く使いこなすことが必要なのかもしれない。
書店にも並んでいますし、幼稚園や保育園に置いてあることも多いようです。
腹を切り裂かれたり、鬼が噛み付いていたりと、血も鮮やかなるグロテスクな内容なので、まさか園には置かれないだろうと思っていたのですが、そんなこともないみたい。
ある園では、子ども達が集まって、真剣な顔で読んでいる。先生が、「悪いことをすると、地獄に行っちゃうんだよ~」などと言っていたりする。
トラウマになっちゃうんじゃないかと思ったけど、そんなこともなさそう。ある程度の恐怖は、人には必要なのかもしれない。
この地獄の本がブレイクしたきっかけは、「ママはテンパリスト 4 (愛蔵版コミックス)」でしょう。
いわずと知れた、育児系ギャグマンガ(著者いわく、育児に役に立たない育児マンガを目指しているとか)です。作者である東村アキコさんの、実際の育児ライフを書き綴ったノンフィクション(に近い?)作品です。
全4巻で、すでに終了してしまったマンガですが、発売のたびに書店でもアマゾンでも在庫切れになり、入手困難になっていた人気作品です。
このマンガのなかで、母である東村アキコさんが、息子であるごっちゃんにこの絵本を読ませて震え上がらせるというエピソードが紹介されました。
何だか最近、地獄ブームの予感がします。地獄関連本のコーナーを設置している書店、結構ありますよね。
これまたマンガですが、こちらは地獄を舞台としたマンガ。「鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)」もギャグ漫画なのですが、地獄についての説明が詳しい。
例えば閻魔様は死人1号であったとか、閻魔とお地蔵様は2人一組でアメとムチの役割に分かれているとか、くだらないものから恐ろしいものまで100以上の地獄があるとか・・・。
「え?地獄って、そんなに奥深いものなの!?」との新鮮な驚きを与えてくれます。
地獄も恐怖も使いようなわけですね。
私も、我が家の子どもに地獄の絵本を読ませてみました。
怖がるかな、と心配したのですが、じぃ~っと見入っちゃって、いやいやそんなに見すぎると教育上良くないかなと、当初とは逆方向に心配になるほど・・・
ちなみに「絵本 極楽」という絵本もあるのですが、不思議なもので、子どもも地獄ほど興味を持たないんですよね。
親としては地獄とあわせてちゃんと興味を持ってもらいたいとこなのですが。
誰かが言っていました。
正しいものは退屈なのだと。
だから、想像力もわきにくく、それを表現したとしても、退屈で印象に残りにくいのだとか・・・。
この退屈な“正しいもの”を、いかに良いもの、尊いものと感じてもらうか。とても難しそうですね。
怖い地獄やスリリングなものに興味を持つという傾向は、きっと未成年の間、続くんだろうなぁ・・・。
ああ、だからこそ、今のうちから地獄の本を上手く使いこなすことが必要なのかもしれない。
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