隣人トラブルから考える、悩みへの対処法 [悩みの種、解決策を考える]
隣人とのトラブルを元にした事件が続出しています。
最近話題になったのが、世田谷で起きた事件。
80代の元警視の男性が、隣人の女性を殺害したうえで自殺したというもの。
その背景には、長年蓄積された隣人トラブルがあったようです。
・立てこもりは86歳元警視、死亡確認 女性も死亡(朝日新聞)
また、その少し前に神奈川で起こった、母親が娘2人を刺殺した事件。こちらも、近所の住人から子供をめぐって苦情が寄せられ、友人や近くの駐在所に相談するといったような隣人とのトラブルがあったようです。
・左胸に刺し傷 子供をめぐる近隣トラブルも 神奈川(産経新聞)
隣人との相性は、まさに運。
住まう環境に、どんな人が隣人として暮らしているのか、実際に暮らしてみないとわからないですよね。
ちょっとしたトラブルなら、誰にでも起こりえます。
でも、もしかしたら大きなトラブルを抱えてしまう可能性もある・・・。
報道の字面だけを見ていると、つい「なんで殺してしまうほど追い詰められてしまったのだろう」とか、「他に解決策なんていくらでもあったろうに」などと思ってしまいますが、実際のところは、その渦中にあった人でないとわからない、特別な事情があるのかもしれない。
このような事件を見て、私は2つのことを思いました。
1つは「抱え込んでしまった問題を、深刻化させないことが必要」ということ。
2つめは「いざとなったら、大胆な解決策が必要」ということ。
まず1つめの「抱え込んでしまった問題を、深刻化させないことが必要」ですが、これは言い換えると「悩みのるつぼにハマらないこと」と言えると思います。
この「悩みのるつぼ」という言葉、ご存知の方も多いかもしれません。
実はこれ、朝日新聞の土曜別刷り「be」で連載されている相談コーナーで、私は岡田斗司夫さんの本でこれを知りました。
岡田さんは「悩みのるつぼ」の、相談回答者の中の1人です。
私は紙面は読んだことがないのですが、岡田さんのこの本はとても参考になりました。
この本には、「悩みのるつぼ」に寄せられた実際の相談と、岡田さんの回答、そして回答に至るまでの考え方などが、岡田さんの“思考ツール”を織り交ぜて紹介されています。
相談内容も、
・父親が嫌いです
・彼のケータイを盗み見たら
・オタクの息子に悩んでいます
といったような、身近な話題が多い。
岡田さんいわく、悩みの土台となる部分は、みんなに共通するところがある。
だから本書を読んでいると、悩みもイメージしやすいし、その回答は、その悩みと関係のない私にとっても役立ったりする。
この本のなかでは、悩みをるぶぼ化させないための方法や、考え方などが色々と紹介されているのでオススメです。
きっとあなたの悩みにも、役に立つはず。
話はそれますが、この本の面白いところは、“ただ解決策を出すだけではない点”にあります。
例えば私たちが誰かから相談されると、簡単に“解決策”や“回答”を出してしまう。でもそれだと、悩んでいる人には届かない。どうすれば届くのか。それは本書にてお楽しみください。
2つめは、「いざとなったら、大胆な解決策が必要」ということ。
どういう意味かというと、逃げるが勝ち、という意味です。
問題を解決しようというのではなく、回避する。
問題と向き合うな、という意味ではないです。問題と向き合い、でも解決が難しいようであれば、解決しなくてもいい。私はそう思います。
上の記事の近隣トラブルであれば、引っ越す。
逃げるようでプライドが邪魔するかもしれないし、コストが莫大にかかるかもしれない。
でも長い間、嫌な思いをしたり、それによって身近な人が体や精神を壊してしまったり、あるいは今回の事件のように取り返しのつかない結末にだってなりえます。
それだったら、いっそのこと引っ越す方がいい。
もちろん、これは結論を知っての後知恵ですから、実際は難しいかもしれない。
でも回避という選択肢は、最終的には結構有効だと思います。
イジメ問題とかでも、そうですよね。
学校なんて行かなくてもいい。
もっといい場所を探せばいいんです。
これは、弱い意味での“逃げる”ではありません。
故事にもある「三十六計逃げるが勝ち」は、争いや勝ち負けにこだわるな、という意味です。
「あんなところに居ては、私の心がよどんでしまう。もっと気持ちのいい場所へ移ろう」
見えるコストは大きいですが、精神面などの見えないコストも非常に大事。
卑屈な気持ちで逃げれば哀れですが、背筋を伸ばして前向きな心での回避であれば、正々堂々と気持ちよく見える。
気持ちは、気の持ちようですよね。
気持ちよく生きたいものです。
最近話題になったのが、世田谷で起きた事件。
80代の元警視の男性が、隣人の女性を殺害したうえで自殺したというもの。
その背景には、長年蓄積された隣人トラブルがあったようです。
・立てこもりは86歳元警視、死亡確認 女性も死亡(朝日新聞)
また、その少し前に神奈川で起こった、母親が娘2人を刺殺した事件。こちらも、近所の住人から子供をめぐって苦情が寄せられ、友人や近くの駐在所に相談するといったような隣人とのトラブルがあったようです。
・左胸に刺し傷 子供をめぐる近隣トラブルも 神奈川(産経新聞)
隣人との相性は、まさに運。
住まう環境に、どんな人が隣人として暮らしているのか、実際に暮らしてみないとわからないですよね。
ちょっとしたトラブルなら、誰にでも起こりえます。
でも、もしかしたら大きなトラブルを抱えてしまう可能性もある・・・。
報道の字面だけを見ていると、つい「なんで殺してしまうほど追い詰められてしまったのだろう」とか、「他に解決策なんていくらでもあったろうに」などと思ってしまいますが、実際のところは、その渦中にあった人でないとわからない、特別な事情があるのかもしれない。
このような事件を見て、私は2つのことを思いました。
1つは「抱え込んでしまった問題を、深刻化させないことが必要」ということ。
2つめは「いざとなったら、大胆な解決策が必要」ということ。
まず1つめの「抱え込んでしまった問題を、深刻化させないことが必要」ですが、これは言い換えると「悩みのるつぼにハマらないこと」と言えると思います。
この「悩みのるつぼ」という言葉、ご存知の方も多いかもしれません。
実はこれ、朝日新聞の土曜別刷り「be」で連載されている相談コーナーで、私は岡田斗司夫さんの本でこれを知りました。
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田 斗司夫 FREEex
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 新書
岡田さんは「悩みのるつぼ」の、相談回答者の中の1人です。
私は紙面は読んだことがないのですが、岡田さんのこの本はとても参考になりました。
この本には、「悩みのるつぼ」に寄せられた実際の相談と、岡田さんの回答、そして回答に至るまでの考え方などが、岡田さんの“思考ツール”を織り交ぜて紹介されています。
相談内容も、
・父親が嫌いです
・彼のケータイを盗み見たら
・オタクの息子に悩んでいます
といったような、身近な話題が多い。
岡田さんいわく、悩みの土台となる部分は、みんなに共通するところがある。
だから本書を読んでいると、悩みもイメージしやすいし、その回答は、その悩みと関係のない私にとっても役立ったりする。
この本のなかでは、悩みをるぶぼ化させないための方法や、考え方などが色々と紹介されているのでオススメです。
きっとあなたの悩みにも、役に立つはず。
話はそれますが、この本の面白いところは、“ただ解決策を出すだけではない点”にあります。
例えば私たちが誰かから相談されると、簡単に“解決策”や“回答”を出してしまう。でもそれだと、悩んでいる人には届かない。どうすれば届くのか。それは本書にてお楽しみください。
2つめは、「いざとなったら、大胆な解決策が必要」ということ。
どういう意味かというと、逃げるが勝ち、という意味です。
問題を解決しようというのではなく、回避する。
問題と向き合うな、という意味ではないです。問題と向き合い、でも解決が難しいようであれば、解決しなくてもいい。私はそう思います。
上の記事の近隣トラブルであれば、引っ越す。
逃げるようでプライドが邪魔するかもしれないし、コストが莫大にかかるかもしれない。
でも長い間、嫌な思いをしたり、それによって身近な人が体や精神を壊してしまったり、あるいは今回の事件のように取り返しのつかない結末にだってなりえます。
それだったら、いっそのこと引っ越す方がいい。
もちろん、これは結論を知っての後知恵ですから、実際は難しいかもしれない。
でも回避という選択肢は、最終的には結構有効だと思います。
イジメ問題とかでも、そうですよね。
学校なんて行かなくてもいい。
もっといい場所を探せばいいんです。
これは、弱い意味での“逃げる”ではありません。
故事にもある「三十六計逃げるが勝ち」は、争いや勝ち負けにこだわるな、という意味です。
「あんなところに居ては、私の心がよどんでしまう。もっと気持ちのいい場所へ移ろう」
見えるコストは大きいですが、精神面などの見えないコストも非常に大事。
卑屈な気持ちで逃げれば哀れですが、背筋を伸ばして前向きな心での回避であれば、正々堂々と気持ちよく見える。
気持ちは、気の持ちようですよね。
気持ちよく生きたいものです。
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