SSブログ

手当て [ひと言ニュース]


この10年で、出生時の体重が2500グラム未満の低出生体重児が倍増しているそうです(詳しくはこちら)。
割合としては、生まれてくる子供の9.6%と言いますから、10人に1人は低出生体重児という計算になります。

低出生体重児の赤ちゃんは、NICU(新生児集中治療室)で過ごし、検査のための採血などで痛みにさらされることが多いのです。このような痛みの刺激が繰り返されることによって起こる、脳の血流の頻繁な増減は、脳の発達には好ましくない影響があるのではないかと言われています。

ところが、赤ちゃんに手を当ててあげることによって、通常は痛み刺激に対して増加する脳の血流が大幅に抑えられていることがわかったとのこと。

「手当て」は痛みや傷の場所に手を当てるから「手当て」と言われるようになった、という話を聞いた事がありますが、まさにそれを証明するかのような研究ですね。

少し前、テレビ「ちびまる子ちゃん」を見ていたら、まる子が食べすぎ((ーー;) でお腹が痛くなっているとき、お母さんに手でさすってもらうと、痛みがとれる、という話をやっていました。

ちびまる子ちゃん 1 (りぼんマスコットコミックス (413))

ちびまる子ちゃん 1 (りぼんマスコットコミックス (413))

  • 作者: さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1987/07/15
  • メディア: コミック


お母さんの手は、なんか落ち着く。

痛いのもなくなる。

その気持ちはなんとなくわかりますね。


そして、私たちも子供が痛がっていると、手でさすってあげます。


「痛いの痛いの飛んでいけ~」って。


考えてみれば、手というのは何か神秘的なものを感じます。
私たちの先行きを占う手相も、手をみます。
神様に花を添えるのも、手向け(たむけ)と言います。ちなみに、峠(とうげ)は峠の前にある道端の神様に物を備えた“たむけ”から、“とうげ”に転じたと言われています。


手って、すごいですね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。