SSブログ

お盆と盆踊り [こよみ&年中行事の話]

もうすぐお盆ですね。

いえ、地域によっては、すでにお盆を終えてしまったところもあるかもしれません。お盆は地域によって日が異なりますから。


本来、旧暦の7月15日前後だったものが、明治の改暦によって“こよみ”が変わり、新暦の7月15日前後に行ったり、1ヶ月ずらしたりと、地域によって日にちが異なるんですね。

この明治の新暦への切り替えによる混乱というのは、以前このブログで書いた「よみがえれ天の川!伝統的七夕にライトダウンで夜空に静寂を!!」の七夕といっしょです。
今では七月七日に七夕を祭りますが、これももともとの旧暦七月七日を新暦で計算すると、今年は8月24日が本当の七夕となります。

梅雨の時期の七夕と、8月後半の七夕では、随分と時期的なイメージが異なりますよね。


さて、お盆も旧暦では7月15日前後ですから、この日程から見ても、実は七夕とお盆は極めて関連性の高い行事だということが推測できますね。


さて、一般的にはお盆の日程として、8月13日~16日というのが多いのではないでしょうか。企業の夏期休暇、お盆休みなどを見ていると、この日程に多く集中しています。

お盆というのは、先祖供養の行事。ご先祖様を迎え、一時期を過ごしてもらい、そしてゆっくりと帰ってもらいます。きゅうりやナスで作った馬や牛の人形がありますが、これはご先祖様の乗り物なんですね。ちょっと可愛いですが、来るときは馬で早くきて、帰りは牛にのってゆっくり帰る、という意味があるようです。

ともかく、お盆の間はお供え物もし、朝昼晩の食事も準備して、ご先祖様と過ごす期間というわけです。

そう、このお盆というのは、ご先祖様たちがあちこちに、うじゃうじゃいる時期なんですね・・・。



さて、お盆といえ盆踊り。
最近では少なくなってきたものの、まだまだ夏の代名詞です。お盆に行う祭りだから盆踊り、なのですが、当然、本来は祖先を供養するために踊るのです。

鎌倉時代に始まったといわれる盆踊り、次第に娯楽性が高まって今日にいたりますが、まあ、ご先祖さまと一緒に楽しみましょうじゃありませんか。







タグ:お盆
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。