4人の父親 [ひと言ニュース]
<オランダの子供たちはもうすぐ、3人あるいは4人の親を持つことができるようになるかもしれない──。>
え!?
と思ったら、同性カップルと、生物学上の親ということでした。
それはそうですよね。
でも、実は昔の日本では、出産の時に取り上げた人や面倒を見た人などが、ずっと第2第3の親のような存在でい続けたなんて話を聞いた事があります。濃密な人間関係は現代では息苦しさも感じますが、人と人との繋がりがセーフティーネットワークの代わりにもなっていて、それはそれで良い時代だったのかも、なんて思います。
複数の親といえば、思い出すのが伊坂幸太郎さんの小説。
オー!ファーザー
この小説の主人公の少年には、なんと父親が4人もいるんです。
母親は1人なんですけど。
少年はちょっとしたトラブルに巻き込まれていくのですが、それを4人の父親が本気で心配し、協力しあい、助けたりする。
伊坂幸太郎さんといえば軽妙でウィットの富んだ会話と、考えさせられるテーマと、心あたたまるストーリーが特徴ですが、この作品もとても素敵でいいですよ。
「ああ、父親が4人もいたら心強いなぁ」なんて思っちゃいます。
オランダの冒頭のニュースの法案では、どうなるんでしょうね。
2012-10-31 12:49
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0