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4人の父親 [ひと言ニュース]


<オランダの子供たちはもうすぐ、3人あるいは4人の親を持つことができるようになるかもしれない──。>

え!?

と思ったら、同性カップルと、生物学上の親ということでした。

それはそうですよね。

でも、実は昔の日本では、出産の時に取り上げた人や面倒を見た人などが、ずっと第2第3の親のような存在でい続けたなんて話を聞いた事があります。濃密な人間関係は現代では息苦しさも感じますが、人と人との繋がりがセーフティーネットワークの代わりにもなっていて、それはそれで良い時代だったのかも、なんて思います。

複数の親といえば、思い出すのが伊坂幸太郎さんの小説。

オー!ファーザー


オー!ファーザー

オー!ファーザー

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本


この小説の主人公の少年には、なんと父親が4人もいるんです。
母親は1人なんですけど。

少年はちょっとしたトラブルに巻き込まれていくのですが、それを4人の父親が本気で心配し、協力しあい、助けたりする。

伊坂幸太郎さんといえば軽妙でウィットの富んだ会話と、考えさせられるテーマと、心あたたまるストーリーが特徴ですが、この作品もとても素敵でいいですよ。

「ああ、父親が4人もいたら心強いなぁ」なんて思っちゃいます。

オランダの冒頭のニュースの法案では、どうなるんでしょうね。
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