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子供の才能の見つけ方、伸ばし方 [教育&学習の話]

我が子には、いったいどんな才能があるんだろう?

そして、親はどうしたら、その才能を見つけてあげられ、そして伸ばしてあげられるのだろう?


親なら、そんなことを考えることが、1度や2度はあると思います。


そんな親御さんたちにおススメしたいのが、この本。

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)


天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

  • 作者: デイヴィッド シェンク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本


この本の著者、デイヴィッド・シェンクは言います。

「われわれひとりひとりの才能や知能は、それぞれの遺伝子によってあらかじめ決められているわけではない。むしろ、時間とともに発達する。」

同じ努力をしても、結局は“持って生まれた才能”によって差をつけられることがある、そんなふうに感じませんか?
ところが、どうやらそれは違うらしい。両者の差はほとんどない。むしろ“同じ努力”だと思っていたものが、実は“同じ”ではなかった、ということの方が大きいのかもしれません。

様々な実験結果や、過去の議論を紹介しつつ、才能について最新の知見を教えてくれます。原題である「私達の中の天才」を、いかに伸び伸びと育てるか、それについての重要な示唆を与えてくれます。

本書は大人も含めて才能の伸ばし方を知ることのできる本ですが、子育てについても深く記されています。ここで抜き出してしまうと、本書の主張の大事な部分が抜け落ちて、妙に安っぽくなってしまいそうで気が進みませんが、少しだけ抜粋してみましょう。

以下は、「親として我が子の目標、計略、人生観に影響を与えられる範囲で、優秀さを目指す際の4つの指針」です。

1.信じること。
日本人バイオリニスト鈴木鎮一氏の「スズキ・メソード」を引き合いに、まずは何をするのか、何を信じるのか。親としての第一歩を説明。

2.抑え付けず、支えてやること
ブリトニー・スピアーズ症候群を引き合いに、子供との接し方を説明。

3.着実に、粘り強く
スタンフォード大学のマシュマロの実験を下地に、「満足延期」が将来にいかに影響を与えるか、さらにはその技能を高められることを説明し、そのための方法を紹介。

4.失敗を受け入れる
「大人がその幼児の運動能力の問題を本人に―たいていは本人がその問題を解決する力を持たないうちに―示すからこそ、運動機能の発達が促される」親の果たすべく期待されている重要な役割とは!?

特に「満足延期」というのは重要なキーファクターであると感じました。
詳細はぜひ本書にあたってください。

なお、本書は、子どものみならず、大人が自分の才能を伸ばすことを考えても、役に立つと思います。


子供の才能をみつけたい、あるいは伸ばしたいと考える、お父さんお母さん、そして幼稚園や保育園、学校の先生や、スポーツ教室などの教育関係者、更には自分自身で何かを達成したいと願う大人、そんな人たちにオススメです。
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