11月15日は七五三(6)【関連行事編】 [こよみ&年中行事の話]
関連行事の筆頭は、お宮参りでしょう。なにせ、子供の成長を祈願するのですから。
そして、十三参りというのがあります。
「智恵もらい」とも言い、これは数え年で十三歳になった男女の通過儀礼で、旧暦の三月十三日前後に、虚空菩薩を安置してりうお寺に親子でお参りをする行事です。
虚空菩薩とは、知恵と福徳をもたらす菩薩で、十三番目に生まれた菩薩です。
ちょっと話が横にそれますが、虚空菩薩は丑(うし)・寅(とら)年生まれと、1・2月生まれの人の守り本尊です。そういったゆかりがあり、十三詣りの年齢であれば、特にお勧めします。
この行事は特に江戸時代にさかんだったようです。
現在でも関西では多い行事で、京都の法輪寺(帰りに嵐山の渡月橋で振り返ってはいけないという言い伝えあり!)、大阪の太平寺 、奈良の弘仁寺が有名です。関東では浅草寺あたりが多いのでしょうか。
十三歳というのは昔は元服の年齢であり、男の子も女の子も、体も大きくなり大人に近づく年齢です。この年に、知恵と福徳を願うというのは、理にかなった節目行事と言えるのではないでしょうか。
さて、年齢的節目といえば、残すところは成人式でしょうか。最近の成人式は、ちょっとあれですが・・・。
さて、次は最後の【知らない方が良かった七五三編】ですが、これは「知らない方がいい」かも・・・。ということで、読まないでください。
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