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土地が余っているからといって、子供たちの遊び場があるとは限らない話 [遊び&子育ての話]

最近、都心からさほど離れていない、ある地域の知人に会いに行ってきました。
そこは驚くほどの緑が残されていて、しかも作られた自然(公園)ばかりでなく、林や田畑なども多く存在しています(田畑は、作られたといえば作られた自然ですが、人の営みのなかで自然発生したとみなします)。

いい地域だな~、緑がこんなに残っていていいですね~

とか何とか言うと、こんな反応が帰ってきました。


「いや~、土地がたくさんあるようにみえて、実は公園が少ないんですよ~」

言われてみれば、公園をあまり見かけない。
普通の住宅地のほうが、よほど公園が多い。

でも、公園がなくても遊べる空き地とか多そうだけど・・・。と尋ねてみると、


「そうでもないんですよ。昔は空き地が多くて、子供たちの遊び場も結構あったんですけどね。最近はそうでもなくて・・・」

なんでも、こういった土地は田畑にしておいた方が税金が安く、雑地になったとたんに税金が高くなってしまう。規制地域でもあるので、土地の使用制限のようなものがあり、商業施設や住宅などを立てるのは難しい一方、老人施設や霊園などであれば立てられるのだという。

ゆえに、田畑として残るか、老人施設や霊園ばかりが増えていく。
地元の子供達が遊べるような場所はまったくないらしい。


なるほど。
いっそのこと住宅地にでもなって人が増えれば市も公園などを整備するかもしれないが、規制で住宅も作れない。
それどころか、下手に都心に近く、広い土地があるがゆえに、産業機械のヤードになることが多く、トラックやら車の通行量もとても多いのだとか。

土地はたくさんあるのに、なんたる悲劇。


なんだか、いびつな構造だな~。
仕方ないことなのかもしれないけれど、なんとなく、残念な気がしました。
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