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てるてる坊主のリスク・・・本当は怖い●●な話!? [こよみ&年中行事の話]

毎日、じめじめじめじめ。
雨の中の外出は、体力気力ともに奪われます。

先ほど外出したのですが、割と強い雨のため、足元が濡れてしまいました。


水たまりがあると敢えて強く踏み込む我が子がうらやましい。

いや、うらやましくない。そのあと処理が大変なので・・・。


さて、最近は水不足が心配されていたので、雨が大切なのは重々承知しています。
が、やっぱりカラカラに晴れた青空が恋しくなるのも人情です。


「てるてる坊主 てる坊主  あした天気にしておくれ」

ですよね・・・。


ところで、てるてる坊主の上記の唄には、続きがあるのをご存知でしょうか?


唄は3番まであります。


1番は、

「てるてる坊主 てる坊主  あした天気にしておくれ」

とあり、そのあとに

「いつかの夢の 空のよに 晴れたら金の鈴あげよ」

と続きます。


そうです、雨をやませ晴れさせることができたら、ご褒美がもらえるんですね。

てるてる“坊主”というくらいだから、そもそもは聖職者なのでしょう。


昔々、人徳のある人や知識のある仏法僧などは、聖(ひじり)と呼ばれていました。
この聖(ひじり)は、そもそもは“日知り”から来ています。
日知りとは、その字のとおり、暦や天気を知るということ。

農作業には天気や暦の知識が不可欠。それゆえ、暦や天気の読める(知識のある)人は重宝されたのでしょう。おそらくてるてる坊主も、そこから来ているものと推測します。

現代でも気象予報士は難関資格ですもんね~。


さて、ところで。

先ほどのてるてる坊主の唄には続きがあります。


2番では、

「私の願いを聞いたなら 甘いお酒をたんと飲みましょ」

となります。

金の鈴をもらった上に、お酒までふるわれます。

宴会ですね。


さて、最後の3番ではどうなるのでしょう?

かね、のむ、と来たら・・・次は・・・?


「それでも曇って 泣いてたら そなたの首を チョンと切るぞ」


・・・。


ずいぶんとハイリスクだったんですね、てるてる坊主さんって・・・。


思えば、てるてる坊主は願いが叶うまで雨ざらし。
それに吊るされた姿は、人智を超えた聖職者というより、むしろ生贄に近い・・・。


無理にてるてる坊主にお願いをするのは止めて、この雨空を楽しめるように頑張りましょう。
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