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余裕がなければできない事もある。貧困、いじめ、SOS・・・。 [悩みの種、解決策を考える]

遙洋子さんのコラムにですね、こんな言葉が書かれていたんです。

~「助けてください」は言う価値のある言葉だ~
※出典:富裕層にとって貧乏は“趣味”だ(NBO)

このコラムのテーマは貧困で、本当に困っている人ほど助けを求められない、本当はお金持ちの芸能人はテレビ番組内で全力で値切ってスーパーで捨てる野菜などをゲットできるが、本当に困っている貧困層は“羞恥心”を捨てて「いらない野菜ください」なんて言えない・・・というような事が書かれています。

まぁ、そうですよね。

気持ちに余裕がないと、羞恥心は捨てきれないものです。なかなか難しい。


相当の資産を持ち普段は裕福な生活をしている、誰もがしる芸能人だからこそ、スーパーで「いらない野菜ちょうだい、腐っているのでもいいから!」と言えるんです。
その芸能人が現れた瞬間、ワーキャー言われるんですから。みんな知っている。彼や彼女が、腐った野菜しか食べれないほどの貧乏ではないということを。


本当に困っていない人ほど、羞恥心を捨てることができる。
言い換えれば、助けを求めやすい。

これは、先ほどのスーパーで値切る、ということだけにとどまらない。

生活保護不正受給の問題でも、福祉の問題でも、子供のいじめの問題でも、過労死やパワハラの問題でも、モンスターペアレントやクレーマーの問題でも、色々なところであり得ることではないだろうか???


本当に困った時に、本当に困った人が躊躇せずにSOSを発するためには、何が必要だろうか?
あるいは、私たちはどのようにしたらSOSに気づくことができるのだろうか?


私はたまにテレビなどで放送される貧困番組などを見てですね、思ったものです。
「そこまで困窮しているのなら、もっとなりふり構わず助けを求めればいいのに」
「死ぬ気になれば、できることは多いのに」
「本当は楽したいんじゃない?仕事選んでるんじゃない?助けてもらえるのを待ってるんじゃない?」

反省。
捨てるものがなくなっていくほどに、捨てることのできないものがある。
余裕がなければできないこともある。
そういうこともあると思う。

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タグ:貧困
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