あなたが世界を変える日

先日ブログに書きましたが、今日は夏至。昼間の時間が一番長い、お日様パワー全快の日です。
・「夏至」と「あまのいわと」のお話

・・・なのですが、全国的にあいにくの空模様ですね。


さて、先日は６月にしては珍しい台風の列島直撃、先月は関東で大規模な竜巻が発生するなど、何かと異常気象に関する話題が多い今日この頃です。


そんななか、注目されていた環境サミット「リオ＋２０」が開催されました。
２０日から３日間の日程で開催され、５万人以上が参加する予定です。


開幕式では、ニュージーランドの高校生ブリタニー・トリフォードさん（１７歳）が演説。

「私たちの将来は危機に瀕(ひん)している。ここに何のために来たのか、問いかけてほしい」
「２０年前の（地球）サミットで、皆さんは何かを変えると約束したが果たされていない。私は未来を勝ち取るためにきた」

と訴えかけ、各国のリーダに向けて行動を呼びかけたそうです。

先日のブログで紹介した「世界を5分間黙らせた、伝説のスピーチ」を彷彿とさせる力強いメッセージですね。ちなみに、２０年まえにその伝説のスピーチをした日系カナダ人のセバン・スズキさん、今では２児の母親で、民間団体の代表として参加したようです。


さて、盛り上がっているように見える「リオ＋２０」ですが、非常に残念なことに、オバマ大統領をはじめとして英国のキャメロン首相やドイツのメルケル首相も不参加を表明しています。


欧州危機をはじめとした経済問題や、各国で行われる権力移譲・選挙問題など、世界の首脳を悩ます重要問題が山積しているためか、関心が薄れがちのように見受けられます。


ちなみに、日本からは玄葉光一郎外相が演説。
『環境に配慮した「環境未来都市」▽環境保全と経済成長の両立を図る「グリーン経済」への移行支援▽防災−−の３分野で貢献すると強調。「東日本大震災の経験で培った高い防災技術や災害に強いまちづくりを、各国と共有したい」』
・リオ＋２０:途上国の環境・防災支援、ＯＤＡ４７７０億円拠出へ−−玄葉外相表明（毎日新聞）


次世代のために。
私達日本人こそ、環境問題に関心を持ち続けなければいけないような気がします。今一度、あの伝説のスピーチの書籍タイトルにもなった言葉、「あなたが世界を変える日」を思い起こしたいと思います。

あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ

• 作者: セヴァン カリス=スズキ
• 出版社/メーカー: 学陽書房
• 発売日: 2003/07
• メディア: 単行本

タグ：あなたが世界を変える日 リオ＋２０ 伝説のスピーチ 夏至