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初詣。巳年にちなんで蛇の寺社を探す [こよみ&年中行事の話]

2013年、平成25年は巳年、へび年です。
皆さんは初詣はどこに行かれますか?

本来であれば、氏神様、もしくは地域の神社に行くべきところですが、どうせなら干支にちなんだ寺社に行ってみようと思っている人も多いのではないでしょうか?

私もそう考えている人間の1人です。

では、巳年。
蛇といえば、脱皮。
私たち自身が一回り大きく成長する、あるいは子供の成長を願い祈るという意味で、これ以上ない干支かもしれません。

では、蛇にまつわる寺社には、どんなところがあるのでしょうか。

その1・龍蛇の神社。
まず最初に思い浮かぶのは、ヘビ=龍とみなして、龍に関する神社を探すこと。これは簡単です。龍神信仰は結構あります。
ですが、巳年の前は辰年、つまり龍。2年続けて同じようなところじゃ、ちょっとつまらないですよね。

そうすると、やはり“へび”で探してみたい。

その2・大物主の神社。
まず思い浮かぶ蛇の神様として、筆頭は「三輪の大物主」ではないでしょうか。神話に登場する有名な話です。
王家の巫女である姫は、大物主の妻になった。大物主は毎晩姫のもとに訪れたが、明るくなる前に三輪山に帰ってしまう。ある時、姫は大物主に「あなたの姿を見せてください」と頼むと、大物主は「それなら姫の持つ小箱の中にとどまっていよう」と答えた。夜が明け姫が小箱を開けると、そこには小さな蛇がいた。

あるいは、同じ三輪の大物主の話で、こんなバージョンも。
姫のもとに毎晩通ってくる男性がいて、ついに妊娠。心配した親が男の着物に糸をつけ、朝になってたどっていくと三輪山まで続いていて、そこには大きな蛇がいた。

他にも色々なバージョンがあるようです。

ともかく、三輪山を御神体とする大神神社(奈良県)は蛇に関連する神社であるといえます。この大神神社が遠い、ということでしたら、同じ祭神の大物主を祀る神社を探す、という手もあります。

その3・弁財天の寺社。
次にヘビで思い浮かぶのは、弁財天でしょうか。
もともとがインドの川の神であった弁財天は日本でも水の恵を司っていて、蛇の姿をしていると考えられていました。それなので、巳の日に弁財天にお参りに行くと幸運を授かる、とも言われています。

弁財天であれば、色々な場所にあるので、探すにあたってのハードルが結構下がるのではないでしょうか。

実は、よりヘビ度がパワーアップした弁財天もあります。
それは、宇賀弁才天。宇賀神という神と、弁財天との習合です。宇賀神の姿は人頭蛇身。頭が翁で体がとぐろを巻いている宇賀神が、弁才天の頭頂部に小さく乗っているのです。
宇賀弁才天、あるいは宇賀神で、ぜひあなたの近くで探してみてください。

その4・その他。
他には岡山県の「道通さま(道通神社)」。これは結構面白い話があるのですが、長くなるので今また改めて。他には、阿蘇や信州、山口、埼玉にある白蛇神社(埼玉川越は高天ヶ原神社)など。

その5・守り本尊。
それでも見つからない、近くに蛇関連の神社がない、という人は、巳年の守り本尊である普賢菩薩を探して(普賢菩薩+本尊や地名で検索)、行くという手もあるかと思います。

とまかく、今年もあとわずか。来年のことばかり考えていないで、気を抜かず、頑張らないと。
タグ:初詣 巳年
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