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絵本の読み聞かせ [教育&学習の話]


KUMON(くもん)の調べによると、家庭で子供への絵本の読み聞かせを始めた時期で最も多かったのが「生後1~6カ月」で51.9パーセント。ついで「生後7カ月~1歳」が19.4パーセント、「胎教から」16.1パーセントということらしい。

そして半数以上が、ほぼ毎日、読み聞かせをしているとのこと。


実は我が家でも、乳児時代にKUMONさんにお世話になったことが有り、確かに絵本の読み聞かせを推奨されていました。

みなさんは、子供の頃、絵本を読んでもらったことはありますか?
大人になってから子供に読み聞かせてあげると、懐かしくもあり、「あれ?こんな結末だったっけ?」なんてのもあり、結構面白いですよ。

私の場合、KUMONの先生からも絵本を借りて、本当にたくさん読みました。

さて、最近話題のこの本「天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)」にも、読み聞かせや、早いうちからの話しかけが重要だと書かれていました。
生後14ヶ月までに本の読み聞かせをすることは、とても重要なことらしいです。

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

  • 作者: デイヴィッド シェンク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本


また、ごく幼いうちから話しかけることも重要で、それによって成長後の12歳時点での知能にも差異がでるほどだとか。

赤ちゃんだから言葉なんてわからないんじゃないか、絵を見せるだけ(本を渡すだけ)でいいんじゃないか、と思いがちかもしれませんが、読み聞かせ、話しかけって、大事なんですね。


ところで、絵本で語られる昔話というのは、元はけっこうドギツイものが多いんです。かちかち山とか、舌切り雀とか。で、普通はそのドギツサを除去して、のほほんと平和なお話を絵本にすることが多いのですが・・・。
KUMONでおすすめされる絵本は、結構原書というか、元のお話に忠実な本が多くて、刺激的で面白かったですよ。

読み聞かせ、お勧めします。
タグ:読み聞かせ

子供の才能の見つけ方、伸ばし方 [教育&学習の話]

我が子には、いったいどんな才能があるんだろう?

そして、親はどうしたら、その才能を見つけてあげられ、そして伸ばしてあげられるのだろう?


親なら、そんなことを考えることが、1度や2度はあると思います。


そんな親御さんたちにおススメしたいのが、この本。

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)


天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

  • 作者: デイヴィッド シェンク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本


この本の著者、デイヴィッド・シェンクは言います。

「われわれひとりひとりの才能や知能は、それぞれの遺伝子によってあらかじめ決められているわけではない。むしろ、時間とともに発達する。」

同じ努力をしても、結局は“持って生まれた才能”によって差をつけられることがある、そんなふうに感じませんか?
ところが、どうやらそれは違うらしい。両者の差はほとんどない。むしろ“同じ努力”だと思っていたものが、実は“同じ”ではなかった、ということの方が大きいのかもしれません。

様々な実験結果や、過去の議論を紹介しつつ、才能について最新の知見を教えてくれます。原題である「私達の中の天才」を、いかに伸び伸びと育てるか、それについての重要な示唆を与えてくれます。

本書は大人も含めて才能の伸ばし方を知ることのできる本ですが、子育てについても深く記されています。ここで抜き出してしまうと、本書の主張の大事な部分が抜け落ちて、妙に安っぽくなってしまいそうで気が進みませんが、少しだけ抜粋してみましょう。

以下は、「親として我が子の目標、計略、人生観に影響を与えられる範囲で、優秀さを目指す際の4つの指針」です。

1.信じること。
日本人バイオリニスト鈴木鎮一氏の「スズキ・メソード」を引き合いに、まずは何をするのか、何を信じるのか。親としての第一歩を説明。

2.抑え付けず、支えてやること
ブリトニー・スピアーズ症候群を引き合いに、子供との接し方を説明。

3.着実に、粘り強く
スタンフォード大学のマシュマロの実験を下地に、「満足延期」が将来にいかに影響を与えるか、さらにはその技能を高められることを説明し、そのための方法を紹介。

4.失敗を受け入れる
「大人がその幼児の運動能力の問題を本人に―たいていは本人がその問題を解決する力を持たないうちに―示すからこそ、運動機能の発達が促される」親の果たすべく期待されている重要な役割とは!?

特に「満足延期」というのは重要なキーファクターであると感じました。
詳細はぜひ本書にあたってください。

なお、本書は、子どものみならず、大人が自分の才能を伸ばすことを考えても、役に立つと思います。


子供の才能をみつけたい、あるいは伸ばしたいと考える、お父さんお母さん、そして幼稚園や保育園、学校の先生や、スポーツ教室などの教育関係者、更には自分自身で何かを達成したいと願う大人、そんな人たちにオススメです。
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褒めて伸ばす?子供の才能を伸ばす方法 [教育&学習の話]

『褒めて伸ばす』ということが実証されたとの、興味深い報道がありました。

人間は何かを学ぶ時、褒められた方がより記憶に定着し効果的に学習できるということです。

・「"褒められる"と"上手"になる」ことを科学的に証明(生理学研究所)

<研究チームは、右利きの成人男女計48人に、左手を使って決められた順序でパソコンのキーボードを打たせ、30秒間で早く正確に入力することを覚えてもらいました。
 そして、この直後に被験者を3つのグループに分け、

 (1)自分が評価者から褒められるグループ
 (2)他人が評価者から褒められるのを見るグループ
 (3)自分の成績だけをグラフで見るグループ

 に分類。
 翌日に再びテストし、各グループで入力がどれだけ向上したかを調べた。

 その結果、自分が褒められたグループは練習より約20%多く打てたのに対し、他の2グループは約14%の向上にとどまった。>

実験を行った定藤教授のコメント。
「“褒められる”ということは、脳にとっては金銭的報酬にも匹敵する社会的報酬であると言えます。運動トレーニングをした後、この社会的報酬を得ることによって、運動技能の取得をより“上手”に促すことを科学的に証明できました。“褒めて伸ばす”という標語に科学的妥当性を提示するもので、教育やリハビリテーションにおいて、より簡便で効果的な“褒め”の方略につながる可能性があります」と話しています。


これは興味深いですね。

さて、この実験は成人を対象としたもの。

では、子供の場合はどうなんでしょう?

次のようなことが、ヒントになると思います。

★生来の知能を称賛するより、努力を称賛した方が知的な向上心に富み、生成機が良い
(スタンフォード大1990実験)

★過度にひんぱんに報酬をもらって育った人は、粘り強さを持たない。
(ワシントン大学の生物学者ロバート・クローニンガー)

★成功の報酬や失敗の懲罰として、愛情を利用してはいけない
(ブリトニー・スピアーズ症候群:コロンビア大学ピーター・フリード)

参考:天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

  • 作者: デイヴィッド シェンク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本



簡単にまとめると、褒める場合は、努力したからできたということを褒め、報酬(お小遣いとか)は過度にはあげず、
できないからといってそっぽを向いてはいけない、といったところでしょうか。

子どもを信じ、支えてあげることが重要なんですね。

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文化が子供に与える影響 [教育&学習の話]


こういう幼稚園・保育園があったらいいなぁ、という記事です。

<グルジア南東部の都市ルスタビにある幼稚園が、早期教育を受ける幼児たちが喜んで園に来るようにと、ちょっと変わった手法を取り入れた。飛行機を改修して幼稚園の教室にしたのだ。
 この幼稚園のガリ・チャピゼ園長は、グルジア航空から、老朽化はしているもののまだ機能は万全な旧ソ連時代の旅客機ヤコブレフYak-42型機を購入。内部を改装して、教材やゲーム機器、玩具を備え付けた。一方、操縦室は手をつけずにそのまま残し、園児たちが遊べるようにした。>

園庭にある遊具で、滑り台やジャングルジムがロケットの形をしていたり、お城のような園舎だったり、というのは見たことがありますが、本物の飛行機とはすごいですね!

これをきっかけに、将来飛行士になる園児が現れたりして!
実際にそういうことも、あるかもしれませんよね。


そういえば、最近読んだ本に、「文化が人に与える影響」というような事が書かれていました。


長距離を走ることが多いような国は、マラソンが強く、

サッカーがうまいと尊敬を集めるような国では、サッカーが強く、

女性優位の文化の国では、女性の方が競争意識が強い。

文化が特定の地域で集中的に発展することもあるし、特定の業種が集まって革新的なサービスが続々と生まれる地域もある。


それらは文化が人々の才能に影響しているのではないかというもの。

だとしたら、その地域文化に根ざした教育というのも、面白いかもしれないですね。

例えば愛知で車の遊具がたくさんあったり(某T社がスポンサーしてくれると嬉しいですね)、

埼玉県大宮市では鉄道型の園舎があったり(鉄道博物館がある)、

茨城県の筑波ではロボットが一緒に遊んでくれたり・・・。


工業品だけでなく、生物学や地学といったものでも面白いかもしれませんね。例えば、旭川の園の立地が動物園そっくりだとか (^。^)

子供って身体全身、五感もフル稼働で遊びますからね。

どこかに面白い園舎・遊具、あるかな?
今度探してみよう。

フランス大統領が宿題廃止を提案。その背景と真意は? [教育&学習の話]


5月に当選したフランスのオランド大統領。教育問題を大きな課題の1つに位置づけていましたが、先日なんとも大胆な提案をされたそうで・・・。

<オランド大統領は、パリのソルボンヌ大学で開かれた公立学校についてのフォーラムで行った演説の中で、家庭で勉強する環境が整っていない子供がいる中で教育の機会均等を促進するため、学校の勉強は学校で済ませるべきだと述べ、宿題は無くすべきだという考えを示した。>

しかも現在の多くの学校では、週4日制だそうです。もっとも、これを週4.5日に戻すという方向性らしいですが・・・。


これだけ読むと、「おいおい、大丈夫か!?」という感じですが、実際のところどうなんでしょうか?


どうも裏にはそれなりの考え方があるようです。

明光義塾さんのサイトによると、フランスの多くの小学校は週休2~3ですが、それでも日本の小学校にあたる6年間の総授業時間数と比較すると、フランスの方が約1000時間も多いのだそうです。また成績の評価も厳しく、義務教育でも落第することがあります。

そもそも、フランスでは「学校は勉強をする場所」という意識が強く、運動会や学芸会などもほとんど行われないというお国柄。そもそも、小学校では筆記が必要な宿題は法律で禁止されているそうですよ。

・明光義塾さんの「世界の学校」
↑いろいろな国の教育がわかって面白いので、ぜひ覗いてみてください。↑


さて、フランスがそもそも抱えている現状は、日本の事情と随分違うんですね。
このニュース記事の背景には、それなりの理由があるのかと推測します。


「子どもが台所で勉強するのって、けっこうイイんだぞ!」と思っている私からすると、宿題を無くすというのは異論がありますが、この記事だけじゃ大統領の真意がわかりませんね。もしかしたら、すっごいイイことを考えているのかも!?
タグ:宿題廃止
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